Shredding the Mommy Track

Shredding the mommy track. Ready to tear down barriers. An average Japanese corporate samurai.

Amazonのアカウントが中途半端に乗っ取られた話

「ご要望の通り・・・」からはじまった

 

皆様のネット依存率はどの程度でしょうか。ワタクシは実店舗に行くとどのように振舞っていいか分からないほど大半の物をAmazon楽天市場、ゾゾタウンに頼ってます。

通勤電車でメールチェックしてるとAmazonから1通のメール。「ご要望の通り、アカウントに登録されているEメールアドレスを変更いたしました」というメール。

そのような要望は出した覚えはない。

ハハーン、フィッシングメールだな~でも念のため確認しよう、とAmazonにログイン出来ないではないか。

 

f:id:blb0175:20190302172147j:plain

 

Amazonカスタマーサービス

 

やべぇ、本当に乗っ取られた・・・とそこから急いでカスタマーセンターに電話。必死に第三者にハッキングされた可能性が高いとアワアワ説明。「確かにその可能性は高いですね、専門の部署で調査いただきますので、2日程度お待ちくださいませ」的な事を言われ、「不正アクセスによって行われた購入等については請求しませんので、ご安心してご利用くださいませ」と言われてとりあえず安心して電話を切る。

 

2日待てと言われてなかなか待てないのが人間である。会社に着いてからも頭にあるのはたった一つ、「Amazon」である。

同僚に事件を伝えると「アカウント凍結してもらったわけ?」と。うーん、凍結?してもらった気がする、いや「調査するから待て」としか言われてないっけ。気になりだしたらもう止まらん。今こうしているうちにプリペイドカードやオーディオ機器が山のように購入されてたらどうしよう。

 

もう一度カスタマーセンターに電話してみる。今度は違うオペレーターだ。専門部署での調査中はアカウントは凍結されるのか?と尋ねると「そうですね」と何やらパソコンのキーを叩きながら気のない返事。

つまらない事を聞いてしまったのだろうか・・・いや忙しいんだろう・・・と遠慮気味に電話を切る。

 

例えばギャップのアカウントを乗っ取られたくらいでこんなに心配するだろうか・・・Amazonにここまで依存している自分が情けなくなってきて、「2日後まで忘れよう」と心に決め仕事に没頭しました。

 

悪のクソ野郎の正体

 

人がまさに血と汗と涙を流して稼いだ金を盗もうとている悪のクソ野郎の正体に近づきたくて、ドメインを調べると中国のドメインだと分かった。チャイナ・・・どこまで私を苦しめるのだ。乗っ取った後、試しに2ドル程度の少額購入をして、カード有効だったら闇マーケットにアカウントを転売するらしい。

 

試しにクソ野郎のEメールアドレスと旧パスワードを入れてみる。すると何と普通にログインできた!クソ野郎はパスワードを変更していなかったのだ!

 

購入履歴をチェックすると何もなし。ヨシ。

買い物かごを確認するとクソ野郎が入れたと思われるオーディオ機器が9点ほど。オイ、「少額で試す」んじゃないかい。合計金額数万円やないか。

 

まずEメールを変更し、パスワードを変更し、アカウントを自力で取り戻した。

旦那の寝室に駆け込み「アカウントを取り戻した!」と報告。ネットショッピングをほぼしない旦那は興味なさそうに「そう・・・」。

 

Amazonにクレーム申し上げる

 

悪のクソ野郎からアカウントを取り戻した喜びが過ぎ去った後に気づく。

「そういえばAmazonカスタマーサービスからは連絡は未だない(2日経過してないけど)」「調査中は凍結とか言ってたけど、全然アクセスできたやん」と・・・

次は電話ではなく、Eメールで正式に連絡。自力でアカウントを取り戻したこと、何も購入されていない事を自分で確認できたこと。そしてチクリと調査中のアクセス制限についての説明が残念だったこと。

 その後機械的な自動返信メールではなく、生身の人間が書いたと思われる心こもった謝罪メールと対応がされ、パスワードは再設定され問題は解決しました。

 

今回の教訓

 

しかし悪のクソ野郎やAmazonに怒っても仕方ありません。

やはりパスワードを定期的に変更する。二段階認証等を活用する。パスワードを使いまわさない。パスワードは簡単なものにしない。という超超基本的なことを改めて徹底する必要があると勉強させていただきました。