Shredding the Mommy Track

Shredding the mommy track. Ready to tear down barriers. An average Japanese corporate samurai.

大腸内視鏡検査を受ける羽目になった

会社の健康診断で35歳以上は便潜血検査が追加され、痔持ちの私は見事に「潜血あり」で精密検査を受けることに… 医者に必死に痔主であることを伝えたが優しい笑顔で「一度受けておくと安心ですよ」と。

 

何千人に一人死にますよと書かれた同意書やら、感染症チェックのために採血したり、2リットルの下剤の説明を受け…なんか大ごとになってしまった。そして何より怖い!不安!

 

検査は年明け。もう年末年始は何となく気分が上がらず、かなり憂鬱に過ごしてました。検査が近づくにつれよせばいいのに、「大腸カメラ」「下剤」「痛み」と検索しまくる日々。

 

そして本日!無事に検査を受け終わり、あれだけビビってた割に大丈夫だったな…と拍子抜けしました。

何が辛かったか、気をつけた事について記録します。同じような検索魔のご参考になれば…

 

 

 

前日準備

前日の朝から食べてはいけないモノ、食べて良いモノリストを参考に腸のプレップです。

 

朝:お粥

昼:会社の食堂でうどん

(きつねあげとネギはよける)

夜:お鍋の豆腐とうどんだけ

(家族は野菜やお肉を美味しそうに食べてる)

 

普段会社でコーヒーがぶ飲み、お菓子をつまみまくってるので、口さみしいったら。お腹が空くのでお茶を飲むが満たされません。夜も家族が鍋の豚バラを食べてる横で一人豆腐半丁、うどんのみ。

21時になるとマグコロールPという下剤を200ccの水に溶かして飲みます。これを飲むと腹を下すんだな・・・と思うと緊張。味はスポーツドリンクの濃い版。不味くはないが喉が渇く。ゆっくり時間をかけて飲みます(30分くらい)。

そして明日の朝に飲む2Lの下剤を作って冷蔵庫で冷やしておきます。

 

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飲んでしばらく待つが何も起きない。あれ?子供たちが「一緒に寝よう」と待ってくれてたので、一緒に布団に。ゴロゴロしながらスマホを見てたら23時頃に腸が「??」状態に。痛みは全くないが気軽に放屁したらヤバいやつだ・・・とトイレに駆け込む。下痢のはじまりです。明け方まで1時間おきくらいにトイレとベッドをひたすら往復し、睡眠不足に。

 

当日準備

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当日の朝7時から昨晩冷蔵庫で冷やしておいたモビプレップという下剤を飲みだします。一気飲みすると気分が悪くなるようなので、180ccを10~15分程度かけて飲むのと脱水防止のためしっかり水分を取るよう気を付けます。

さぁ一杯目。味はポカリスウェットで不味くはない。子供たちは普通に学校と保育園があるので、朝食の用意や洗濯物で気を紛らわせながらちびちび飲んでいきます。子供たちを送り出した頃には二杯目を飲み干し、トイレへ。目標はカスなどが一切ないおじっこのような便。相変わらず痛みは全くない。

何が辛いかって昨晩散々寒い廊下を行き来して体が冷えてるのに、冷たいポカリ風のドリンクを最低1L飲まなければならないこと。合間に飲むお茶をあたためるなど工夫しました。三杯目を飲み終わる頃に6回目のトイレ。すると目標のおしっこ便! 

三杯目でクリアだなんて、前日の食事頑張ったからかな?と嬉しくなり、ホッと一安心。しかし便が残ってたら嫌なので、限界まで飲もうと残り二杯も飲み干し、合計800ccの下剤+400ccのルイボスティーが腹(とトイレ)に。念のため病院にも電話し、「写真のような便になってるなら無理しなくても良いですよ。水分だけしっかり。」と言われ安心して最初の関門はクリア。

 

いざ挿入(なぜにデスチャ?)

小心者のワタクシは旦那にお願いして有休を取ってもらい付き添ってもらいました。

受付を済ませ内視鏡センターというエリアへ。旦那と静かに手を合わせて「じゃあ」と最後のお別れをし、まずはお着替え。お尻に穴が開いているズボンに着替えます。そして大腸の動きを止める点滴をしてもらいます。もうこの時点で「あと15分・・・」「あと10分・・・」と不安でたまらない。

「〇〇さん~」と呼ばれていよいよカメラがスタンバイしている部屋に移動です。先生(女性)が「鎮静剤なしだったらすぐにご飯食べれますからね~頑張ってね」と。ベッドに横たわり、「部屋暗くしますよ」と明かりが落ちると同時に「はて?」幻聴だろうか。Destiny's ChildのSurvivorがかかっている。そして少しずつ音量が大きくなってきた・・・音楽かかってるなんてGrey's Anatomyみたい・・・とぼんやり考えてたらいよいよ始まりました。

そんなに痛くないけど身体にエイリアンか何か動いてるみたいで気持ち悪い。気づけば必死にビヨンセと一緒に「I'm a survivor~ I'm gonna make it~」と口ずさんでました。入りきったら後は抜くだけ。モニターに映し出される自分の腸を見つめます。ピンク色で綺麗。カスひとつない。

30分と言われてたところを10分で終え、しかも先生に「何もなかったですからね、安心して下さい」と言われ嬉しいったら。

 

組織も何も取られてないし、鎮静剤も使ってないので、いきなり着替えて普通に歩いて会計して終了。ふらつきや痛みは全くなし…腹が減った以外は。この後旦那にイオンに連れて行ってもらい温かい釜玉うどんを食べたが感激しました。食べれるって素晴らしい。

 

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旦那には有休取ってもらって申し訳なかったな…自力で全然行けたな、と反省。その晩は遅い誕生日祝いのケーキやら普通に食べましたがお腹は大丈夫でした。憂鬱だったが、終わればやっぱり自分のためにやって良かった大腸内視鏡検査。会社の健康診断に感謝しなければ。

 

今回学んだこと

◎お尻を拭くときは優しく。ゴシゴシは絶対やめよう。

◎下剤地獄にはまりたくなければ、前日の食事はきちんと守ろう。

◎必要以上に緊張しないように。力を抜こう。